こまつKUTANI 未来のカタチ

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作家

宮本 雅夫

MASAO MIYAMOTO
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Biography

1971年 石川県小松市に九谷焼作家宮本忠夫の長男として生まれる
1996年 東京藝術大学美術学部卒業
     第43回日本伝統工芸展初入選
1996年 日本工芸会正会員認定
2005年 第28回伝統九谷焼工芸展 優秀賞 石川県立美術館買上
     文化庁派遣新進芸術家在外研修員として渡伊
2010年 小松空港到着ロビー陶壁「五箇山」制作
2014年 第55回石川の伝統工芸展 金沢市長賞
     第37回伝統九谷焼工芸展 大賞
2016年 第22回兼六園大茶会公募展 最高賞
     全国伝統的工芸品公募展 経済産業省製造産業局長賞
     伝統工芸士認定
2017年 「伝統と創造 現代九谷焼の旗手たち」展 富山市佐藤記念美術館
2018年 第11回現代茶陶展 TOKI織部奨励賞
     第32回四日市萬古陶磁器コンペ2018 グランプリ
2019年 第65回日本伝統工芸展出品作品「緑彩真麗線文鉢」宮内庁買上

自分の手が生み出す技によって人の心をも動かすことのできる世界。他には誰も真似のできない色絵細描技法という精緻を極めた作風を確立した父の姿を見て、九谷焼の家業を一代で終わらせるのは勿体無いと思いこの道に進みました。
九谷の磁土や伝統的な技法を大切にしながら、産地で制作するということの意味を常に模索しています。過去の九谷焼の歴史を振り返りつつ、その時々の時流を得た表現を一つでも多く吸収し、作品づくりに活かそうと試みています。家業としての色絵細描技法の継承に力を注ぎつつ、表現者として従来の手法に留まることなく、時には振れ幅の大きい作風の展開を繰り返しながら、自分の作品世界を確立していきたいと思っています。